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綺麗な息を吐く!それが幸せのコツ♪ [古典探検隊]

今日は、この本『あなたを幸せにする大祓詞(おはらえのことば)』(小野善一郎著/青林堂)を読んで学んだことをお伝えします。
人は乃ち天下の神物なり (ひとはすなわち あめしたの しんもつなり)
須らく静謐を掌るべし (すべからく せいひつを つかさどるべし)
心は乃ち神明の主たり (こころは すなわち しんめいのしゅたり)
心身を痛ましむる莫れ (しんしんをいたましむるなかれ)
神は垂るるに      (かみはたるるに )
祈祷を以って先と為し   (きとうをもってさきとなし)
冥は加ふるに     (めいはくわふるに)
正直を以って 本と為す (せいちょくをもって もととなす)
これは、天照大神のお言葉だそうだよ。
伊勢神道(いせしんとう)の最初の書物と考えられている『造伊勢二所太神宮宝基本記(ぞういせにしょだいじんぐうほうきほんぎ)』に書かれているんだって。
今の言葉でいうと、大体こんな感じ。

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僕たちは、大きな宇宙の中の神性な存在。
だから、心は穏やかにして、慎み深く生活しなければならない。
自分の心には、神さまが宿っているのだから、
その心の神さまを我欲我見(がよくがけん)の異心(ことごころ)によって、絶対に傷つけてはいけない。
神さまのご加護を得るためには、
何よりも欲得の全てを自分の心から追い出して、心から祈り、
まっすぐな清らかな心を、大切にしなさい。
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って。
我欲我見は、私利私欲に近い言葉かもね。
日々の生活は、実は「荒行(あらぎょう)」なんだって。修行ってことだよね。
腹が立ったり、不足や不満の心。妬みや嫉妬の心は、勝手に外から入ってくるものではなくて、自分の心が作り出しているもの。これを、異心(ことごころ)って言うんだ。
僕たちは、もともとは、神さまと同体の清らかな存在なので、毎日生活していく中で作り出してしまっている罪や穢れを祓って、清らかな境地になり、神さまの御心と一つになって生きるというのが、僕たち日本人の生き方なんだって。
あらゆる世の中の一切合切の罪穢れを自分の心の中に引き受けて、それを祓って、自分の心から外に出さないようにしなければ、世の中に真の平和は訪れない。

世の中で飛び交う嫉妬、憎悪、悪口などは、すべて僕たちの心が作り出して外に出しているもの。全ての根本は、自分自身の心を清めることなんだ。一番身近な自分の心を清明にすることが、世の中の平安につながる。だから、どんなに不幸と思われる罪穢れを呑み込んでも、出すときは、清らかな感謝の言葉で話すようにしなければならないんだ。
王貞治さんは、物事を前向きに考えるコツを聞かれた時に、悶々と考えるより、吹き消すつもりでフッっと息を吐くんだって。
キット、こういうことなんだね。
マイナスな感情が心に沸き上がってきたときでも、ふっと息を止めて、そして、感謝の心で息を吐く。
そこから、はじめたいね。
じゃあ、またね。

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